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世界遺産の村・河回村(ハフェマウル)で、1年に数回だけ行われる夜のお祭りがあります。それが「ソニュ・ジュルブルノリ(船遊ジュルブルノリ)」です。
がけの上から火の粉が滝のように落ちてきて、川には小さな灯りがゆれる、韓国の昔ながらの「火のお祭り」です。
日本ではまだあまり知られていませんが、韓国では予約が始まって数分で売り切れることもある人気のイベントです。2026年の残りの日程と予約方法、行く前に知っておきたいポイントをまとめました。

船遊ジュルブルノリってどんなイベント?
昔、河回村に住んでいた身分の高い人たちが楽しんだ「船の上でのあそび」を、今に伝えるお祭りです。川をはさんで向かい合う大きながけ「芙蓉台(プヨンデ)」と、村の松林「万松亭(マンソンジョン)」の間で行われます。

- ジュルブル(つなの火):がけと松林の間にはったつなに火をつけると、火花が川の上を流れていきます
- ナッカ(落ちる火):がけの上から、燃えている松の束を投げ落とします
- タルギャルブル(たまごの灯り):たまごのからに火をともして、川に流します
- ソニュ(船あそび):船の上で詩をよんで、昔の人の船あそびを再現します
日本の花火大会とはまったくちがう、静かで、夢のようにきれいな景色が見られます。
2026年5月19日には、安東で開かれた日韓首脳会談にあわせて、日本の高市早苗首相と韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領も、このジュルブルノリをいっしょに見ました。日本でもニュースになったので、見た方もいるかもしれません。


2026年の日程と料金
- 2026年は5月〜10月に、全部で10回行われます
- 10月の残りの日程:10月10日・17日・24日・31日(すべて土曜日)
- 始まる時間:日がしずんで暗くなってから(入場時間は予約ページで確認してください)
- 料金:1人10,000ウォン(2歳未満は無料)
- 場所:河回村の松林「万松亭」のあたり

予約方法
チケットは「インターネットで予約」と「当日に会場で買う」の2つの方法があります。
- インターネットで予約:「慶北ボアヤジ(경북봐야지)」という韓国の予約サイトで売っています。約1か月前から予約できますが、秋はとても人気で、2026年10月の分はもうほとんど売り切れです。キャンセルが出ることもあるので、ときどきチェックしてみてください
- 当日に会場で買う:当日、会場でチケットを売ることもあります。でも、売るかどうかや枚数は日によってちがうので、出かける前に必ず公式のお知らせを確認してください
予約サイトは韓国のサイトなので、日本の電話番号やカードで予約できないこともあります。予約できなかったら、当日に会場で買うのがおすすめです。
わからないことは、河回村保存会(054-853-0109・韓国語)に問い合わせできます。また、2026年10月は韓国観光公社が日本人向けのツアーや、日本人のための観覧席も用意しています。自分で予約するのがむずかしい方は、日本の旅行会社のツアーをさがしてみるのもいい方法です。
行く前に知っておきたいポイント
- 雨の日は中止になることがあります。前の日に天気を確認しましょう
- かさはさせません。雨が心配なときはレインコートを持って行きましょう
- イスは使えないことがあるので、レジャーシートを持って行くのがおすすめです
- 夜の川辺は冷えるので、上着を1枚多めに
- とても混むので、入場時間の1〜2時間前には着いておきましょう
💡 旅のヒント:火を落とす合図のかけ声「ナッカヤ!(火を落とせ!)」が聞こえたら、いちばんの見どころの始まりです。見のがさないように、川の方をよく見ていましょう。
アクセス:ソウル・釜山から安東への行き方
安東へは、韓国の新幹線「KTX-イウム」で行くのがいちばん便利です。
| ソウルから | 釜山から | |
|---|---|---|
| 出発する駅 | 清凉里(チョンニャンニ)駅 ※ソウル駅からも1日4往復 | 釜田(プジョン)駅 ※釜山駅ではありません |
| かかる時間 | 約1時間30分〜2時間 | 約2時間 |
| 電車の数(1日) | 清凉里駅から10往復 | 9往復 |
きっぷは、スマホアプリ「KORAIL+(コレールプラス)」で日本語で予約できます。
安東駅に着いたら:河回村への行き方
- バス:210番・急行2番バスで約1時間
- タクシー:約30〜40分
- お祭りのあとの帰り方は、このすぐ下で説明しています
- バス代は1回1,500ウォンです。交通カード(T-moneyなど)を使えば、1時間以内の乗りかえは無料です
- バスの時間は、NAVERマップで調べるのがいちばんかんたんです
- タクシーの料金の目安と、日本人でもかんたんな呼び方はこちらの記事で紹介しています
レンタカーなら、もっと自由に
安東は見どころどうしが離れていて、バスもあまり多くありません。いくつも回るなら、レンタカーがいちばん楽です。
- ソウルや釜山で借りて、そのまま安東へ行くこともできます(車でソウルから約3時間、釜山から約2時間30分)
- 日本の免許で運転するには「国際運転免許証」が必要です。出発前に、日本の運転免許センターや警察署で作っておきましょう
- 韓国では、車は日本と反対の右側を走ります
もっとくわしい行き方は、安東1泊2日モデルコースで紹介しています。
お祭りの日の帰り方と宿泊
お祭りが終わるのは夜です。河回村から安東の街に帰るバスは少ないので、帰れなくなることがあります。レンタカーで行くか、近くに泊まると安心です。
お祭りの日はどこに泊まる?
- 河回村の中の韓屋民泊:村の中にはむかしの家に泊まれる民泊がたくさんあります。お祭りのあと歩いて帰れるので、いちばん楽です。ただし数が少なく、お祭りの日はすぐに満室になります
- 安東の古民家(古宅):何百年も続く家に泊まれます。私が泊まった古民家の話はこちらの記事で紹介しています
- 安東駅・市内のホテル:数が多く、日本のサイトでも予約しやすいです。河回村まではタクシーで約30〜40分なので、帰りのタクシーは早めに呼びましょう
河回村は昼に歩いても楽しい場所です。せっかくなら、昼は村をお散歩して、夜にお祭りを見るのがおすすめです。安東全体の回り方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
※掲載情報は2026年10月6日に確認したものです。日程・料金・予約方法は変更される場合があります。
この記事を書いた人:チャニョン
韓国でテレビ番組・YouTubeを15年つくってきた映像PD(フリーランス)。Mnet「アンプリティ・ラップスター」などの番組づくりに参加。ロケで歩いた韓国の町を、わかりやすく紹介しています。くわしいプロフィール
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