【浦項・迎日台】海の上の楼閣と名物ムルフェ|韓国人が歩いた浦項の海辺さんぽ

【浦項・迎日台】海の上の楼閣と名物ムルフェ|韓国人が歩いた浦項の海辺さんぽ

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慶尚北道(キョンサンブクド)の海の町、浦項(ポハン)。韓国では「日の出の町」「鉄の町」として知られていますが、日本ではまだあまり知られていません。

そんな浦項でまず行ってほしいのが、街の中にある迎日台(ヨンイルデ)海水浴場です。海の上に建つ韓国風の楼閣と、浦項名物の冷たい刺身スープ「ムルフェ」を、私が実際に回った順番で紹介します。

私が浦項に行ったきっかけ:浦項は、私がいちばん好きなドラマ、2002年に韓国で放送されたドラマ『ネ・モッテロ・ヘラ(네 멋대로 해라/好きなようにしろ)』(ヤン・ドングンさん、イ・ナヨンさん主演)の撮影地です。ずっと行ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。2022年5月、安東を旅していたときに時間ができたので、日帰りで浦項まで足をのばしました。

浦項・迎日台の海上楼閣「迎日亭」
海の上の楼閣「迎日亭(ヨンイルジョン)」

迎日台ってどんなところ?

  • 浦項の街の中にある海水浴場です。砂浜の長さは約1.75km
  • 海の上に、韓国の伝統的な建物「楼閣(ろうかく)」が建っています。韓国で初めての海の上の楼閣といわれ、2013年にできました
  • 砂浜から楼閣までは、長さ約80mの橋でつながっています
  • 入場は無料。いつでも自由に入れます
  • もとは「北部(プクブ)海水浴場」という名前で、2013年に今の名前になりました

迎日台の基本情報

  • 住所:慶尚北道 浦項市 北区 斗湖洞(경북 포항시 북구 두호동)
  • 入場料:無料。楼閣にもいつでも入れます
  • 駐車場:近くに公営駐車場があります(最初の20分500ウォン、その後10分ごとに200ウォン)
  • 砂浜ぞいにカフェ、コンビニ、レストランがたくさんあります

情報の出典:ニュースワ(2026年7月)/ナムウィキ「迎日台海水浴場」(2026年10月確認)

【散歩】橋をわたって、海の上の楼閣へ

砂浜から海に向かって、まっすぐ橋がのびています。橋の先にあるのが楼閣「迎日亭(ヨンイルジョン)」です。

迎日台へつづく橋
砂浜から楼閣へつづく橋

近くで見ると、木の柱と反り返った屋根がとても立派です。海の上にぽつんと建っているので、砂浜から見ても、橋の上から見ても絵になります。

海の上に建つ迎日台
砂浜から見た迎日亭

楼閣は2階建てで、階段で上にのぼれます。上からは、海と浦項の街の両方が見わたせます。風がよく通るので、夏でも気持ちのいい場所です。

迎日亭の中から見た浦項の街
楼閣の中から見た浦項の街

【景色】のんびりした砂浜とヨット

砂浜は広く、平日の昼間は人も少なめでした。海の向こうには小さな山と港が見えます。湾の中なので波がおだやかで、ヨットやウインドサーフィンをしている人もいました。

迎日台海水浴場の砂浜
迎日台海水浴場の砂浜
迎日湾のヨット
迎日湾のヨット

私が行ったのは5月の午後で、少しくもっていましたが、それでも海の景色は十分きれいでした。砂浜ぞいには、カフェやお店がたくさん並んでいます。私は遅い午後に着いて、日がしずむころまでのんびり過ごしました。海が好きな人なら、少し長めに時間をとって楽しんでほしい場所です。

💡 旅のヒント:迎日台は、遅い午後から日がしずむまでの時間がいちばんおすすめです。空の色が少しずつ変わり、楼閣のシルエットが海にうかぶ景色は、この時間だけのものです。

【夜】製鉄所の明かりと、初夏の花火大会

迎日台は夜もおすすめです。楼閣と橋がライトアップされるほか、海の向こうにある大きな製鉄所の明かりが、夜の海に光って見えます。「鉄の町」浦項らしい夜景です。

また、毎年初夏(5月末〜6月ごろ)には、この海で「浦項国際花火祭り(ポハン国際プルビッ祝祭)」が開かれます。この時期に行くなら、日程を調べてみてください。

※夜の写真はありません。私は昼に行きました。

【ごはん】浦項名物「ムルフェ」を食べる

浦項に来たら、ぜひ食べてほしいのがムルフェ(물회)です。「ムル」は水、「フェ」は刺身。細く切った刺身と野菜に、甘くて少しからい、冷たいスープをかけて食べる料理です。もともとは、浦項の漁師さんが船の上で手早く食べていたものだといわれています。

私が行ったのは、迎日台の近くにある「ファニョフェッチプ(환여횟집)」の本店です。ムルフェで有名な浦項の中でも、いちばん有名なお店といっていいと思います。韓国人の私が、心からいちばんおすすめしたいお店です。正直に言うと、私はふだんムルフェがそれほど好きではありません。でも、ここのムルフェはとてもおいしくて、あとで宅配便でも注文したほど気に入りました。大きな建物でお客さんは多かったのですが、ムルフェはすぐに出てくる料理なので、待たずに食べられました。

環汝刺身店の看板
お店の看板
環汝刺身店のムルフェ定食
ムルフェとおかず

ムルフェが運ばれてくると、刺身と野菜の上に赤いソースがのっています。そこに、別の器のスープを注いで食べます。

ムルフェ(冷たい刺身のスープ)
スープを入れる前のムルフェ
ムルフェのスープ
ムルフェのスープ

おいしい食べ方

  • スープをかけたら、まず全体をよく混ぜます
  • 途中でそうめんを入れると、冷たい麺料理のようになります
  • 最後にごはんを入れて食べる人も多いです
  • スープは甘みがあって、からさはそれほど強くありません
ムルフェにそうめんを入れたところ
そうめんを入れたムルフェ

ムルフェを頼むと、魚のあらで作ったからいスープ「メウンタン」も一緒に出てきました。冷たいムルフェと温かいメウンタンを交互に食べると、とても満足感があります。

ムルフェについてくるメウンタン
一緒に出てくるメウンタン

ファニョフェッチプ本店(환여횟집 본점)の基本情報

  • 住所:慶尚北道 浦項市 北区 海岸路 189-1(경북 포항시 북구 해안로 189-1)
  • 営業時間:毎日 9:30〜20:00(ラストオーダー19:30)。10:20〜11:00は休けい時間
  • 電話:054-251-8847
  • 迎日台の楼閣から歩いて行ける距離です。お昼どきは混むので、少し時間をずらすのがおすすめです
  • NAVERマップで「환여횟집」と検索すると出てきます

メニューと値段

メニュー韓国語値段
ムルフェ(1人前)물회18,000ウォン
ムルフェそうめん물회국수18,000ウォン
刺身丼회덮밥18,000ウォン
アワビがゆ전복죽8,000ウォン
カレイの刺身(大皿)도다리막회60,000ウォン
メバルのメウンタン(2人前)활우럭매운탕40,000ウォン
  • ムルフェを頼むと、そうめん・ごはん・メウンタンがついてきます
  • ムルフェは1人前から注文できるメニューです
  • クレジットカードが使えます
  • お店は3階建てで広く、グループでも入りやすいです
  • お昼はかなり並びます。夕方のほうが比較的すいています
  • 駐車場:お店の近くのカフェ「HEYAN」前の無料駐車場か、迎日台第2駐車場(有料)
  • 注文のときは、メニューの韓国語を見せて指で数を伝えれば大丈夫です。「ムルフェ ハナ ジュセヨ(ムルフェ1つください)」と言えば、さらに通じやすいです

私はひとりだったので迷わず基本のムルフェにしましたが、ほかにもいろいろなムルフェや、アワビのおかゆなどのメニューがあります。何人かで行くなら、いろいろ頼んで食べ比べてみてください。

情報の出典:ダイニングコード(환여횟집 본점)(2026年10月確認)

📝 正直レビュー:浦項はどんな人におすすめ?

  • 👍 安東にくらべると交通の便がよく、街も大きめです。ソウルや釜山のような定番ではない、ちょっと違う韓国を見たい人におすすめします。
  • 🌶️ ムルフェは、刺身を「チョジャン(초장)」というたれが入った冷たいスープにひたして食べる料理です。チョジャンは、コチュジャンに酢などを合わせた、甘酸っぱくて少しピリ辛のたれ。しょうゆで刺身を食べる日本とは、味がまったくちがいます。チョジャンを食べたことがない人は、お店に行く前に、どんな味か調べておくと安心です。
  • ⚠️ 私は安東旅行の途中に日帰りで寄ったので、時間が足りず、行けなかった場所がたくさんありました。浦項は1泊して回るのがおすすめです。
  • 🗺️ 次に行くなら、環湖公園の「スペースウォーク」や、九龍浦(クリョンポ)の日本人家屋通りにも行ってみたいと思っています。海ぞいなので、新鮮な刺身のお店もたくさんあります。

韓国人からのアドバイス

  • 迎日台は、泳ぐよりも散歩と景色を楽しむ場所と考えるのがおすすめです
  • 夕方に行って、楼閣と夜景まで見るのがいちばん楽しめます
  • ムルフェは冷たい料理なので、暑い季節に特においしく感じます
  • 夏休みの時期(7〜8月)は、海水浴の人でとても混みます

浦項に泊まるなら、迎日台の海ぞいにホテルがたくさんあります。夜景を見たあと、すぐ休めて便利です。

アクセス:ソウル・釜山から浦項への行き方

浦項へは、韓国の新幹線KTXで行くのが便利です。

ソウルから釜山から
出発する駅ソウル駅釜田(プジョン)駅
※釜山駅ではありません
乗る電車KTX東海線(トンヘソン)の電車
かかる時間約2時間20分約1時間〜1時間30分
着く駅浦項駅浦項駅

きっぷは、スマホアプリ「KORAIL+(コレールプラス)」で日本語で予約できます。釜山からは、高速バスで行く方法もあります。

KTXに何回も乗るなら、外国人旅行者だけが使える乗り放題パス「KORAIL PASS」がお得です。

浦項駅に着いたら:迎日台への行き方

  • 浦項駅は街の中心から少し離れています
  • タクシー:迎日台まで約20分
  • バス:駅前から市内バスで約30〜40分。乗るバスは、NAVERマップで調べるのがいちばんかんたんです
  • タクシーの料金の目安と、日本人でもかんたんな呼び方はこちらの記事で紹介しています

レンタカーなら、もっと自由に

浦項は見どころが海ぞいに広がっていて、車があると便利です。日の出で有名な虎尾串(ホミゴッ)も、迎日台から車で約40分です。

  • ソウルや釜山で借りて、そのまま浦項へ行くこともできます
  • 日本の免許で運転するには「国際運転免許証」が必要です
  • 韓国では、車は日本と反対の右側を走ります

浦項は、安東(アンドン)から車で約1時間30分。安東とあわせて回るのもおすすめです。

※私の訪問は2022年5月です。営業時間・料金は2026年10月時点で確認した情報ですが、変更される場合があります。

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この記事を書いた人:チャニョン
韓国でテレビ番組・YouTubeを15年つくってきた映像PD(フリーランス)。Mnet「アンプリティ・ラップスター」などの番組づくりに参加。ロケで歩いた韓国の町を、わかりやすく紹介しています。くわしいプロフィール
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