【全州・韓屋村】赤いれんがの聖堂と王さまの社、南の大門を歩く|韓国人が回った冬の全州さんぽ

【全州・韓屋村】赤いれんがの聖堂と王さまの社、南の大門を歩く|韓国人が回った冬の全州さんぽ

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全北特別自治道(チョンブク特別自治道)の全州(チョンジュ)は、韓国の古い家「韓屋(ハノク)」が集まる町です。ソウルからKTXで約1時間半で行けます。

私は冬の全州で、韓屋村(ハノクマウル)のまん中をゆっくり歩きました。赤いれんがの聖堂、王さまの肖像画(しょうぞうが)をまつった場所、大きな南の門。歩いた順番で紹介します。群山でゆっくり休んだあとの次の行き先で、特別なきっかけがあったわけではありません。とにかくたくさんの人にすすめられて訪れました。

慶基殿の石の塀の向こうに見える殿洞聖堂
慶基殿の塀の向こうに、殿洞聖堂の塔が見えます

※2024年1月に、「全羅北道(チョンラブクド)」は「全北特別自治道」という名前に変わりました。古いガイドブックでは「全羅北道」と書かれています。

全州韓屋村ってどんなところ?

  • 韓国の伝統的な家「韓屋」がたくさん並ぶエリアです
  • 町を歩くのは無料です。お店やカフェ、韓服(ハンボク)のレンタルもあります
  • 朝鮮(チョソン)王朝をつくった王さまにゆかりのある町で、古い建物がのこっています
  • 見どころは歩いて回れる近さに集まっています

私が歩いた順番(約40分)

  • 14:57 石の塀にそった道(太祖路)
  • 15:00 殿洞(チョンドン)聖堂の前
  • 15:02〜15:12 慶基殿(キョンギジョン)
  • 15:15〜15:23 殿洞聖堂の中と庭
  • 15:34 豊南門(プンナムムン)

写真を撮りながらでも、40分ほどで回れました。慶基殿の中の博物館までしっかり見るなら、2時間ほどあると安心です。

石の塀の道(太祖路)

韓屋村のまん中を通る道です。左側の長い石の塀の中が、次に紹介する慶基殿です。冬の午後は人が少なく、静かに歩けました。

石の塀にそった太祖路の道
慶基殿の塀にそった道

慶基殿(キョンギジョン):王さまの肖像画をまつる場所

慶基殿は、朝鮮王朝をつくった太祖(テジョ)・李成桂(イ・ソンゲ)の肖像画をまつるために、1410年につくられました。

1592年の戦争(文禄の役)で建物は焼けましたが、肖像画は運び出されて守られました。今の建物は1614年に建て直されたものです。

慶基殿の赤い門
慶基殿の入口の赤い門
慶基殿の広い庭と建物
中はとても広い庭です
門の向こうに見える慶基殿の正殿
いちばん奥に、肖像画をまつる正殿(チョンジョン)があります

💡 旅のヒント:門の中に入ったら、ふり返ってみてください。太い木の柱と屋根のあいだから奥の建物が見えて、まるで額ぶちの中の景色のようです。人が少ない冬の午後は、ゆっくり見られます。

慶基殿の門の中から見た建物
門の中から見た慶基殿
  • 住所:全北特別自治道 全州市 完山区 太祖路 44(전북 전주시 완산구 태조로 44)
  • 電話:063-281-2788
季節開いている時間最後の入場
3〜5月9:00〜19:0018:00
6〜8月9:00〜20:0019:00
9〜10月9:00〜19:0018:00
11〜2月9:00〜18:0017:00
入場料一般
大人3,000ウォン
青少年・軍人2,000ウォン
子ども1,000ウォン

毎月最後の水曜日は無料、毎月第4土曜日は半額です。

情報の出典:ビジット全州(全州市 観光)慶基殿/全北日報(慶基殿の歴史)(2026年10月確認)

殿洞聖堂(チョンドンせいどう):赤いれんがの教会

慶基殿の向かいにある、赤いれんがの聖堂です。1908年に建て始めた、ヨーロッパの古い様式(ロマネスク様式)の建物で、韓国の史跡(しせき)になっています。

この場所は、1791年に韓国で最初のカトリック信者が命を落とした場所でもあります。今も教会として使われています。

殿洞聖堂の正面
殿洞聖堂の正面
松の木と殿洞聖堂
松の木と聖堂。韓屋村らしい組み合わせです
殿洞聖堂のれんがのアーチの入口
れんがのアーチの入口

中に入ると、アーチがつづく高い天井が見えます。静かに見学しましょう。

私が韓屋村でいちばん印象に残ったのは、この殿洞聖堂でした。聖堂の前には両手を広げた像があって、規模はずっと小さいものの、ブラジル・リオデジャネイロの大きなキリスト像を思い出しました。韓屋の町並みの中にこんな景色があるのは、全州で初めて見た気がします。

殿洞聖堂の中のアーチの天井
聖堂の中。アーチの天井がきれいです

💡 旅のヒント:私が行ったのは15時ごろで、太陽が聖堂のうしろ側にありました。れんがの正面に光が当たる姿を見たいなら、午前中に行くのがおすすめです。

  • 住所:全北特別自治道 全州市 完山区 太祖路 51(전북 전주시 완산구 태조로 51)
  • 電話:063-284-3222
  • ミサの時間:月曜6:00/火〜金曜6:00・11:00/土曜6:00・16:00・18:00/日曜6:00・9:00・10:30・17:00

ミサの時間は、信者の方のじゃまにならないように、中の見学はひかえましょう。

情報の出典:天主教 全州教区(殿洞聖堂)(2026年10月確認)

豊南門(プンナムムン):町の南の大きな門

昔の全州の町は、城壁(じょうへき)にかこまれていました。豊南門は、その南の門です。今の門は1734年に建て直されたもので、韓国の「宝物(ほうもつ)」に指定されています。

韓屋村から歩いてすぐです。門のとなりには南部市場(ナムブシジャン)があります。

豊南門を下から見上げた様子
15時半ごろの豊南門。逆光でした
晴れた日の豊南門
次の日のお昼に、もう一度撮りました

💡 旅のヒント:豊南門は南向きなので、門の正面に日が当たるお昼ごろがいちばん明るく見えます。左右の小さな建物までふくめて、門のまわりをぐるりと一周してみてください。

  • 住所:全北特別自治道 全州市 完山区 豊南門3キル 1(전북 전주시 완산구 풍남문3길 1)

情報の出典:韓国観光公社 VisitKorea(豊南門)(2026年10月確認)

📝 正直レビュー:全州韓屋村はどんな人におすすめ?

  • 💑 全州は、カップルで行くと楽しい旅行先だと感じました。韓服(ハンボク)を着て歩いているカップルがとても多く、ひとりで歩いていたのは私くらいでした。
  • 🤔 正直に言うと、韓屋村そのものには、それほど強い印象は残りませんでした。韓国にはほかにも古い家が残る場所がたくさんあるので、「韓屋の町並み」だけが目的なら、ほかの選択肢もあります。
  • ⛪ 3か所の中でいちばん心に残ったのは殿洞聖堂です。
  • ❄️ 冬は寒かったですが、有名な観光地なので、不便に感じることはありませんでした。

韓国人からのアドバイス

  • 韓屋村は歩く道が多いので、歩きやすい靴で行きましょう
  • 週末や連休はとても混みます。ゆっくり見たいなら平日の朝や、冬の午後がおすすめです
  • 慶基殿は、毎月最後の水曜日が無料です
  • 夜の韓屋村も静かできれいです。1泊すると、朝と夜の両方を楽しめます

全州に泊まるなら、韓屋村の近くの宿や、韓屋のゲストハウスも人気です。私は韓屋村の中ではなく、近くのゲストハウスに泊まりました。

アクセス:ソウルから全州への行き方

KTX(電車)高速バス
出発する場所龍山(ヨンサン)駅ソウル高速ターミナル(セントラルシティ)
かかる時間約1時間30分〜1時間50分約2時間40分
着く場所全州駅全州の高速バスターミナル

KTXのほかに、セマウル号やムグンファ号もあります(約3時間10分〜3時間50分)。

情報の出典:bustrain.kr(龍山→全州 列車時刻表)/全州韓屋村 公式サイト(2026年10月確認)

電車のきっぷは、スマホアプリ「KORAIL+(コレールプラス)」で日本語で予約できます。

KTXに何回も乗るなら、外国人旅行者だけが使える乗り放題パス「KORAIL PASS」が便利です。

全州駅から韓屋村へ

全州駅から韓屋村までは、タクシーがかんたんです。市内バス(79番など)も「殿洞聖堂・韓屋村」の近くを通ります。

韓国のタクシーの料金や、便利なアプリはこちらの記事で紹介しています。

情報の出典:ナムウィキ(全州バス79番)(2026年10月確認)

群山(クンサン)から行く

私は群山から全州へ移動しました。群山のバスターミナルから全州へは、市外バスが1日にたくさん出ています。料金は一般のバスで6,600ウォンです。

情報の出典:bustime.co.kr(群山→全州 市外バス)(2026年10月確認)

レンタカー

車で行くときは、韓屋村の近くの「韓屋村大成(テソン)公営駐車場」が無料で使えます(全州市の公式サイトより)。週末は混むので、早めに着くと安心です。

あわせて読みたい

全州に行く前に、群山の古い町並みも歩きました。

※私の訪問は2018年12月です。営業時間・料金は2026年10月時点で確認した情報ですが、変更される場合があります。

韓屋村を歩いたあとは、歩いて行ける南部市場で、ピスンデやコンナムルクッパの朝ごはんはいかがですか。全州・南部市場の記事はこちら。

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この記事を書いた人:チャニョン
韓国でテレビ番組・YouTubeを15年つくってきた映像PD(フリーランス)。Mnet「アンプリティ・ラップスター」などの番組づくりに参加。ロケで歩いた韓国の町を、わかりやすく紹介しています。くわしいプロフィール
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