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済州島(チェジュ島)には、海ぞいや村の中を歩く「済州オルレ(제주올레)」という道があります。「オルレ」は済州の言葉で、家から大通りへつづく細い道のことです。日本の「九州オルレ」も、この済州オルレから生まれた道です。
その済州オルレを、たくさんの人と3日間いっしょに歩くお祭りが「済州オルレ歩き祭り(제주올레걷기축제)」です。2026年は11月5日(木)〜7日(土)に開かれることが、公式に発表されています。済州島に半年住んだことがある私が、日程・コース・参加のしかた・行き方と宿をまとめました。

※この記事の写真は、私がふだんの旅行でコースの近くを歩いたときのものです。お祭りの写真ではありません。
済州オルレ歩き祭りってどんなお祭り?
このお祭りは、オルレの道を毎日ひとつずつ、みんなで歩く「動く歩き旅のお祭り」です。走るレースではないので、自分のペースでゆっくり歩けます。途中では村の人が食べものを出したり、公演があったりします。
だれでも参加できます。申し込みをしなくても自由に歩けますが、公式の記念品や一部のイベントは、お金をはらって申し込んだ人だけが受けとれます。
2026年は、たくさんの人が1か所に集まって3日間歩く今の形の、最後の回になる予定です。2027年からは、23のコースを25日かけて順番に歩く新しい形に変わると報道されています。今の形を体験できるのは今年が最後なので、気になる人はぜひこの機会に。
情報の出典:2026済州オルレ歩き祭り 公式サイト/Twig24(2026年7月8日の記事)(2026年10月8日確認)
2026年の日程と3日間のコース
2026年は、済州島の北東にある19コースと20コースを歩きます。済州空港からシャトルバスで35分〜1時間10分ほどのエリアです。
| 日にち | コース | スタート → ゴール | 距離・時間 |
|---|---|---|---|
| 11月5日(木) | 19コース(ふつうの向き) | 朝天万歳東山(チョチョン マンセ トンサン)→ 東福里(トンボンニ)体育センター | 13km・4〜5時間 |
| 11月6日(金) | 19〜20コース(ふつうの向き) | 東福里体育センター → 済州バッダム(石垣の畑)テーマ公園 | 11.5km・3.5〜4時間 |
| 11月7日(土) | 20コース(逆向き) | 済州海女抗日運動記念公園 → 済州バッダムテーマ公園 | 12.9km・4〜5時間 |
- 1日目:エメラルド色の咸徳(ハムドク)海水浴場と、海を見わたせる丘犀牛峰(ソウボン)を通ります。北村里(プクチョンリ)には、1948年の「済州4・3事件」で大きな被害を受けた歴史を伝える記念館もあります。お昼は海洞浦口(ヘドンポグ)で。
- 2日目:松林の道、村の道、畑の中の農道を歩き、20コースのスタート地点・金寧(キムニョン)の港へ。海の青さがもう一度目に入ります。お昼は旧左(クジャ)体育館で。
- 3日目:海女(ヘニョ)の歴史を伝える公園から、細花(セファ)〜月汀(ウォルジョン)の海ぞいの道を逆向きに歩きます。運がよければ、海女さんが海にもぐる姿が見られるかもしれません。お昼は行源里(ヘンウォンリ)で。
3日目は逆向きのコースです。記念品を受けとる受付ブースは、3日目の朝は済州海女抗日運動記念公園にあります。夕方5時までにゴールに着くことが案内されています(シャトルバスの最終便に合わせるため)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 済州特別自治道 |
| 運営 | 社団法人 済州オルレ |
| 問い合わせ | 済州オルレ コールセンター 064-762-2190(韓国語) |
| 公式アプリ | 「올레패스(オルレパス)」日本語にも対応 |
情報の出典:2026済州オルレ歩き祭り 公式サイト(1日目・2日目・3日目・旅の準備のページ)(2026年10月8日確認)。開会式の場所など、くわしいプログラムは「追って公開」とされています。
参加費と申し込み方法
申し込みは、公式アプリ「올레패스(オルレパス)」からします。アプリは日本語でも使え、海外で発行したクレジットカードでも支払いができます。
| 事前申し込み | 当日申し込み | |
|---|---|---|
| 期間 | 2026年7月8日〜10月9日(金) | 各日のスタート地点の受付ブース |
| 一般 | 30,000ウォン | 35,000ウォン |
| 割引※ | 25,000ウォン | 30,000ウォン |
| 支払い | アプリ内(海外発行カードOK) | 現金のみ |
※割引:20人以上の団体、2008年以降に生まれた青少年、障がいのある方、国家有功者。受けとるときに証明書を確認します。
- 参加費は1日だけ歩いても3日歩いても同じです。
- 記念品(スカーフ、コースごとのラベル、バッグ、スポーツタオルなど)は1人1つ。スタート地点の受付で、アプリの「申し込み履歴」のQRを見せて受けとります。身分証(パスポート)を持っていきましょう。
- 当日申し込みは、記念品がなくなりしだい終わります。
- キャンセルは2026年10月19日まで、アプリの中でできます。
- 記念品の後日発送は韓国国内だけで、海外へは送ってもらえません。
お昼ごはん(食券)とシャトルバスも事前に
お昼ごはんの食券とシャトルバスのチケットは、アプリでの事前購入だけです(当日は買えません)。こちらも締め切りは10月9日で、早めに売り切れることがあります。
| 日にち | メニュー | 値段 |
|---|---|---|
| 1日目 | 北村里のムンゲ(タコ)がゆ/ベジタリアン:ひじきと豆腐のおかゆ | 12,000ウォン/10,000ウォン |
| 2日目 | 金寧の玉ねぎとひじきのキンパ(ベジタリアンも同じ) | 10,000ウォン |
| 3日目 | 行源の海のアワビビビンバ/ベジタリアン:きのこビビンバ | 12,000ウォン/10,000ウォン |
食器は自分のものを持ってくるようにすすめられています。メニューは変わることがあります。
情報の出典:2026済州オルレ歩き祭り 公式サイト(参加申し込み・食券・シャトルバス・当日申し込み・公式記念品)(2026年10月8日確認)
💡 旅のヒント:コースの見どころと歩く前の準備
1日目に通る咸徳海水浴場は、私も旅行で歩いたことがある海です。浅いところは水がすきとおっていて、黒い溶岩の岩とエメラルド色の海のコントラストがとてもきれいです。


💡 旅のヒント:私が咸徳に行ったのは午後4時半ごろ。晴れた日の午後は太陽が西にかたむき、海の色がいちばん明るいエメラルドに見えました。お祭りの日は、通る時間がその時間と合うとはかぎりません。きれいな海の色を見たい人は、前の日や最後の日の午後に、もう一度来るのもおすすめです。


3日目に歩く細花(セファ)の海辺は、自転車やベンチのフォトスポットがある、のんびりした海です。私が行ったのは3月の朝9時ごろで、人も少なく静かでした。


💡 旅のヒント:海ぞいのオルレは、日かげの少ない道が続きます。帽子と水を持って、ゆっくり歩きましょう。

歩く前に準備したいもの(公式の案内より)
- 温かい服と雨具:11月の済州は風が強く、1日の中でも天気がよく変わります。
- はきなれたトレッキングシューズ:オルレには、丘や溶岩の石の道もあります。
- くり返し使えるコップや水筒:持ってきた人だけが、お祭りのあいだ無料のお茶や飲みものをもらえます。
- ゴミ袋:自分のゴミは持って帰ります。
- 旅行保険:オルレ歩きは、自分の安全は自分で守る旅です。
道に迷ったら、青とオレンジのリボン、矢印、済州の小さな馬の形をした道しるべ「カンセ(간세)」をさがしましょう。青い矢印がふつうの向き、オレンジの矢印が逆向きです。
情報の出典:2026済州オルレ歩き祭り 公式サイト(旅の準備)(2026年10月8日確認)
アクセスと泊まる場所
会場のまわりには駐車場がありません。公式には、お祭りのシャトルバスか、路線バスなどの公共交通を使うようにすすめられています。荷物をあずける場所もないので、荷物は少なめにしましょう。
済州空港から会場まで(シャトルバス)
- まず、アプリ「올레패스」でシャトルバスのチケットを買っておきます(片道4,000ウォン、13歳以下は無料、締め切り10月9日、当日は買えません)。
- 当日の朝、済州国際空港の大型バス駐車場「C10」エリアへ行きます。
- 乗り場でアプリのチケット画面を見せて、紙のチケットを受けとります(なくすと再発行できません)。
- 1便目が出たあとは、4〜5分おきに、満員になりしだい出発します。
| 日にち | 空港の乗車時間 | 行き先(スタート地点) | 時間のめやす |
|---|---|---|---|
| 11月5日(木) | 8:50〜9:10 | 朝天万歳東山 | 約35分 |
| 11月6日(金) | 8:40〜9:00 | 東福里体育センター | 約45分 |
| 11月7日(土) | 8:20〜8:40 | 済州海女抗日運動記念公園 | 約1時間10分 |
帰りのバスは、ゴールから済州市民福祉タウン広場(済州市の中心)と西帰浦(ソギポ)方面に出ます。乗車時間は、1日目16:00〜16:20、2日目15:00〜15:20、3日目15:30〜15:50です。帰りは空港には行かないので、飛行機に乗る日は時間に余裕をもってください。済州市内(済州市民福祉タウン広場)と西帰浦からも、朝のシャトルバスが出ます。
情報の出典:2026済州オルレ歩き祭り 公式サイト(交通情報)(2026年10月8日確認)
レンタカーは「お祭りの前後」に
会場に駐車場がないので、お祭りの日はシャトルバスがいちばん安心です。お祭りの前後に島をまわるなら、レンタカーが便利です。
どこに泊まる?
3日とも島の北東を歩くので、咸徳〜金寧(キムニョン)のあたりに泊まると、スタート地点に近くて便利です。ただし空港からのシャトルバスに乗るなら、空港や済州市内に泊まるのも楽です。公式サイトでは、咸徳・金寧・細花・月汀のホテルやゲストハウスも紹介されています。
3日目のゴールのあとに時間があれば、島の東にある世界遺産・城山日出峰(ソンサン イルチュルボン)の記事もあわせてどうぞ。
📝 正直レビュー:済州島に半年住んだ私からのアドバイス
- 💛 済州島は、私が韓国でいちばん好きな旅行先です。どこへ行っても美しい景色と海があり、ゆっくり考えごとをしたい私には最高の場所です。
- 🏨 泊まる場所はそのときどきで変えていますが、ひとつ選ぶなら、東側の金寧海水浴場のあたりが好きです。2日目のコースが通るエリアです。
- 🚌 ふだんの済州旅行はレンタカーがおすすめですが、時間に余裕があって冒険が好きなら、バスの旅も楽しいと思います。
- 🌬️ 済州はとても風が強い日があります。そんな日は、海ぞいよりも室内の観光地を選びましょう(お祭りの日は、温かい服と雨具を忘れずに)。
- 💰 物価が高いという話もありますが、何を食べるかしだいで、とても安く旅行できます。前もって計画を立てておけば、本当にいい旅行先です。
よくある質問
Q. 外国人でも参加できますか?
A. はい、できます。公式アプリ「올레패스」は日本語にも対応していて、韓国の人と同じアプリで申し込みができます。海外で発行したクレジットカードも使えます。
Q. 1日だけ参加してもいいですか?
A. 大丈夫です。参加費は1日でも3日でも同じなので、旅行の日程に合わせて好きな日を歩けます。体力に自信がない人は、いちばん短い2日目(11.5km)から始めるのもいいと思います。
Q. 申し込みをしないで歩いてもいいですか?
A. 公式の案内では、だれでも自由に歩けます。ただし、公式の記念品や一部のイベントは、申し込んだ人だけが受けとれます。10月9日の事前申し込みに間に合わなかった人は、当日スタート地点の受付で現金で申し込むこともできます(記念品がなくなりしだい終了)。
Q. 途中でつかれたら?
A. オルレの道は村や海ぞいを通るので、近くのバス停から路線バスで戻ることもできます。ただし、お祭りのシャトルバスはゴールから出るので、帰りの時間(夕方)に気をつけてください。
※掲載情報は2026年10月8日に公式サイトで確認したものです。開会式の場所やプログラムは追って発表される予定なので、お出かけ前に公式サイト・アプリも確認してください。
※記事の写真は私の旅行のときのものです(咸徳2017年3月、細花2023年3月、涯月2020年11月)。営業時間・料金は2026年10月時点で確認した情報ですが、変更される場合があります。
この記事を書いた人:チャニョン
韓国でテレビ番組・YouTubeを15年つくってきた映像PD(フリーランス)。Mnet「アンプリティ・ラップスター」などの番組づくりに参加。ロケで歩いた韓国の町を、わかりやすく紹介しています。くわしいプロフィール
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